20年前に美容学校を卒業。今から美容師国家試験を受けることはできる?

「美容学校を卒業してから、もう20年になります。」
「当時は美容師になれなかったけれど、今から国家試験を受けることはできますか?」
「昔の卒業資格でも大丈夫でしょうか?」
これは、実際に美容師国家試験への再チャレンジを考えている方から寄せられる、とても多い質問です。

結論からいうと、美容学校を卒業してから長い年月が経っていても、受験資格を満たしていれば美容師国家試験を受験することは可能です。

公益財団法人 理容師美容師試験研修センターのFAQにも、「何年も前に養成施設を卒業した場合」についての案内があります。入学した時期によって受験資格が異なるため、まずは自分がどの条件に該当するのかを確認することが大切です。

20年前に卒業していても大丈夫?

「卒業してから20年も経っているから、もう受験資格はないのでは?」そう思ってしまう方も少なくありません。でも、「卒業してから何年経ったか」だけで受験できなくなるわけではありません。

現在の受験資格は、基本的に美容師養成施設で所定の課程を修了していることが条件となります。
平成10年4月1日以降に入学した方の場合は、

  • 昼間課程:2年以上
  • 夜間課程:2年以上
  • 通信課程:3年以上

の課程を修了していることが受験資格の一つとなっています。

一方、平成10年3月31日以前に入学した方については、当時の制度に基づく別の条件があります。そのため、「20年前に卒業した」というだけでは判断できません。

いつ美容学校に入学したのか、どの課程を修了したのか。まずはそこを確認してみましょう。

「卒業証書があれば受験できる?」と思ったら

長い年月が経っていると、「卒業証書はどこにしまったかな?」「学校が今もあるかわからない」「卒業したことを証明できるのかな?」という不安も出てきます。

国家試験の受験手続きでは、受験資格を確認するための書類が必要になる場合があります。特に、昔に美容学校を卒業した方は、現在の制度とは書類の扱いが異なる場合もあります。「たぶん大丈夫」と自己判断せず、自分の卒業・入学時期に応じて必要な書類を確認することが大切です。

受験資格については、公益財団法人 理容師美容師試験研修センターの最新情報を確認しましょう。

でも、本当に大変なのは「受験資格」よりその先かもしれません

受験資格を確認して、「よし、受験できる!」となったとしても、20年というブランクがあると、次の不安が出てきます。
「技術を全部忘れてしまった……」「ワインディングなんて、もうできない」「カットの手順も覚えていない」「筆記試験の勉強なんて、何から始めればいい?」これは当然のことです。
20年前に美容学校で学んだことと、今の自分の技術を比べて、「こんな状態では無理かもしれない」と思ってしまうかもしれません。

でも、最初からできる必要はありません。大切なのは、今の自分がどこまでできるのかを知ることです。

20年のブランクは「ゼロから」ではありません

20年美容から離れていたら、「自分は初心者と同じ」と思ってしまうかもしれません。
確かに、技術は忘れている部分があるでしょう。
でも、一度美容学校で学んだ経験はなくなっていません。
手順を見れば思い出すこと。先生にポイントを教えてもらうと理解できること。何度か練習するうちに感覚が戻ってくること。意外とたくさんあります。
だからこそ、長いブランクがある方に必要なのは、ただひたすら練習することではありません。

「今の自分に何が足りないのか」を最初に確認すること。
そこから必要な練習を始めることが、効率的な再スタートにつながります。

20年前と同じ練習方法をする必要はありません

昔は、美容学校で先生に教えてもらい、授業で練習し、自宅でも練習する。そんなスタイルが中心だったかもしれません。でも今は、仕事をしながら国家試験を目指す人もたくさんいます。毎日何時間も練習することが難しい方もいるでしょう。だからこそ、

「自分に必要なところを、必要な時間だけ練習する」

という考え方が大切です。

例えば、「ワインディングだけ見てほしい」「ウェーブの苦手な部分を確認したい」「実技試験を想定してチェックしてほしい」「久しぶりなので、まず基本から教えてほしい」など、一人ひとり課題は違います。
20年のブランクがあるからこそ、現在の技術レベルに合わせた練習方法を選ぶことが大切です。

「仕事をしながらでも大丈夫?」という方へ

再チャレンジを考えている方の多くは、現在も仕事をしています。美容とはまったく違う仕事をしている方もいるでしょう。家事や子育てをしながら挑戦する方もいます。

「毎週学校に通うのは難しい」「仕事を休むことができない」という方も少なくありません。

だからといって、夢を諦める必要はありません。自分の生活の中で確保できる時間を考え、その時間をできるだけ効率よく使う。
例えば、苦手な技術だけを集中して指導してもらうことで、限られた時間でも課題を明確にできます。

「忙しいからできない」のではなく、「どうすればできるか」を考える。それが、社会人の再チャレンジでは大切です。

20年前に諦めた夢を、今もう一度

20年前は、美容師になることを諦めた。でも、20年経った今、「やっぱり美容師になりたい」と思った。それは、決して遅すぎる挑戦ではありません。
むしろ、20年という人生経験を積んだからこそ、「人をきれいにする仕事がしたい」「手に職をつけたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」という思いが、以前よりはっきりしているのかもしれません。

美容師免許を取得した後には、美容室だけでなく、訪問美容など、さまざまな形で美容の仕事に関わる道もあります。

大切なのは、「20年前にできなかった」ことではなく、「これからどうしたいか」です。

「受けられるかわからない」なら、まず確認してみる

「自分は受験資格があるのかわからない」「卒業してから時間が経ちすぎていて不安」「学校に問い合わせるのも少し勇気がいる」そんな方もいると思います。
でも、最初から完璧に準備する必要はありません。

まずは、
① いつ美容学校に入学したか
② 昼間・夜間・通信のどの課程だったか
③ 卒業を証明できる書類があるか
を確認してみましょう。

そして、受験資格については、必ず最新の公式情報を確認してください。受験資格は入学時期などによって異なります。

「もう一度、美容師を目指したい」と思ったら

20年という時間は、決して短くありません。でも、その20年があるからこそ、今のあなたにしかできない美容師の仕事があるかもしれません。
昔の夢を、もう一度追いかけてもいい。一度諦めた夢に、もう一度挑戦してもいい。
年齢やブランクだけを理由に、最初から諦める必要はありません。

「美容師になりたい」と思った今が、もう一度始めるタイミングです。

Vitabellaでは、ブランクのある方の再チャレンジをサポートしています

Vitabellaでは、美容師国家試験に再チャレンジする方に向けて、一人ひとりの経験や技術レベルに合わせた講習を行っています。
美容学校を卒業してから何年も経っている方。国家試験に一度落ちてしまった方。仕事をしながら合格を目指している方。「技術をほとんど忘れてしまった」という方。
そんな方も、まずは現在の技術を確認し、必要なところから一緒に取り戻していきます。

「20年前に美容学校を卒業したけれど、今からでも大丈夫かな?」
そう思ったら、まずは一歩踏み出してみてください。

あなたの「もう一度、美容師になりたい」という気持ちを、Vitabellaは応援します。

受験資格について

美容師国家試験の受験資格や必要書類は、入学時期や修了した課程などによって異なります。

最新の受験資格については、公益財団法人 理容師美容師試験研修センターの公式情報をご確認ください。

公益財団法人 理容師美容師試験研修センター「受験資格」